特にエクスに限った話ではなくwiz最強剣として名高いMurasama Blade!。
一般的には村正の間違いだとされているが、私にはどうしてもそうは思えない。
1、BLADE CUSINART'では製作者がミキサーからヒントを得たと言っているが、ムラサマの方で村正と間違えたという話を見つけられなかったこと。
2、村正の知名度が低いこと。
3、村雨の方が近いと思えること。という点から。
1点目は製作者に訊けば良いだけの話だが、あいにく私には無理である。
というか、ムラサマを村正にしたのはいったい誰なのであろうか?
2点目はそのものずばり。といっても私が知らないだけで実は村正という刀はそこらに蔓延しているのかもしれないが。
少なくともミフネと同じレベルで知られているとは思えない。
話はずれるが徳川家に仇名すとされる村正だが、wikiによれば徳川家(松平家)の本拠地である三河(愛知)のそばに村正が住んでいたため、
村正を持っている人間が多かったということである。
正直、徳川家に仇名す妖刀なんて時代劇には使いづらいと思えるがどうか?
3、ようするに私はムラサマは村雨の間違いだと思っている派である。
ちなみに前出のwikiでも村正ではなく村雨にムラサマの項目がある。
村雨(村雨丸)とは江戸時代に書かれた南総里見八犬伝に登場する刀で真・女神転生デビルサマナーあたりでも登場していた。
1954年上映の『七人の侍』(東宝)と上映年が同じな、『里見八犬伝 第一部妖刀村雨丸』(東映)という映画がある。
もしもミフネ好きな製作者が七人の侍を見てるなら、里見八犬伝もチェックしてそうな気がするのだが。
特に村雨の『抜けば玉散る氷の刃・・・ええい寄るな寄るな、寄らば斬る!』なんてフレーズが格好良い・・・ってこれ五郎入道正宗だった。
あと村雨丸が、これが当時のアイテム名の容量をオーバーしていた可能性があるということ。
引用元は得物屋24時間。
得物屋24時間様のアイテム名リストを見ていただきたい。
IBM-PC版#1の
Murasama Blade!はスペースと!を文字数に入れ15文字である。
他のアイテムでこの文字数に匹敵するのは
SLAYERofDRAGONS(15文字)
BLADE CUSINART'(15文字)
DAGGERofTHIEVES(15文字)
AMULETofMAKANITO(16文字)
と、最長16文字。ただし、ofが1文字として処理されている可能性があり、15文字の可能性がある。
どちらにしろ文字数16を越えるアイテム名がないことからアイテムの限界文字数は最大でも16文字だと思われる。
MURASAMEMARU Blade!では19文字になってしまい、限界突破。というか、語呂が悪い。
MURASAMEMARUにすれば文字数は12文字だが、これではアメリカ人には不確定名がSWORDでも何だか分からなくなる。
村雨丸が村雨で切れることを知らなかった製作者が、無理やり村雨丸(むらさめまる)の村以降の頭文字、さ・まをとって
Murasama Blade!にしたのだと私は思っている。
だったらMusama Blade!で良いじゃないかって? うん、その通り。
|